まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

戦うか戦わないか

最近はー、ふつうに仕事しています。

インフルエンザワクチンの時期でもあるので、結構な数を打っていたり、1歳時健診で沢山予防接種をしたり、注射の日々を過ごしています。そのほかは概ね変わらずといった感じで。

 

週一回の大学勤務は、午前中は在宅支援センターの訪問診療をして、午後はポリクリの学生に講義をしています。そんなに大したことはしていませんが、大学だとすべての学生が回ってくるので教育学的には勉強になります。

 

僻地の診療所は、基本的に近所に住む人の生活習慣病を中心にみながら、健診や予防接種で子どもの健康に気を配ったり、まさに通えなくなった方の訪問をしたりするthe家庭医です。まあ婦人科や皮膚科や整形外科などは比較的近隣にあるので自分のスキルとしては上がっていませんがそれも仕方ないと思っています。

 

気持ち的には安定しているので、もう少しこのへんでやってみようと思いますが、世間は専門医制度でがしがしと頑張っている中、なんとなく取り残されている気もしないでもありません。でも考えてみれば、まさにその渦中にいて総合医を受け入れる土壌づくりをしていると考えれば無駄でもないのです。総合医ってなんなんだろうなあ。ただの医者ですとか言えないですよ。こだわりありすぎますから。

 

15年以上アウトサイダーな場所で仕事をしてから大学なんかに来るとまあついていけないというか、生きていけないというのは確かです。色々な面で在野でやっていた方が楽しいし、仕事としてまっとうです。でもそれだと何も変わらないんだよなーとうちの上司は言います。た戦わないのだめなんですよ!と。

 

何と戦っているんだろう?と思いますが、そのあたりはゆっくり考えます。例えばこれとか

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