まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

私のコミュニティ活動はどこへいくのか

なんとなく夏休み疲れしています。いろいろなところに出かけて落ち着かない日々なので、少し振り返っておきます。

 

この1ヶ月でしたこと

7/9 まる福出張保健室 さささカフェ

7/19 普通の人がどんどん成果を出すには?エンパブリックのWS

7/30 藤井さん、景山さんと不健康学会の相談

 

いろいろな場での対話をしながら、あー結局なにがしたいんだったかなーと考え直している夏休み。

健康な街を作ろうと思って挫折して、じゃあ不健康だろうといって突き進んできたのだけれど、なんとなく行き詰まったのが転換期。

65歳のインタビューでは健康な人しか見つからなくて、本当に不健康な人はどこにいるのかわからなかった。でも、面白い話は聞けた。

一方で、街にある居心地のいいサードスペースの存在に気づく。それと気付かずいろいろな相談をし癒されて誰もが集まれる場になっている。

 

ワークショップで考えたのは、普通の人をどう引っ張るかを考えている自分はなんなんだということで。大部分の人たちは面白いことがあってもすぐには飛びつかないし、大体は組織に従い現状を維持する。何かに踏み出そうとすることは怖い。生活と仕事を分けているので情熱はそれほど高まらない。

 

もともとは街でもっと話す場が欲しいということが外に出るきっかけだったと思う。診察室で話していることはほんの一部で、実際の社会の病理はそこかしこにある気がする。地域に溶け込むということも一つあったし、自分のサードスペースを得たいだけだったかもしれない。何かを広げたいとか影響したいとかではなかったんじゃないかな。始まった時期からして東日本大震災の影響が大きかった。数年経ちなんとなくそこから醒めてしまっていて、なんでも享受できる平和ボケ日本に戻り、災害が頻発しても驚かなくなっている今。

 

もしかすると、こんないいことしていますよというアピールも必要なのかもしれない。それは力を得るためでもあるし、持続可能な活動にしていくためにいろんな人に知ってもらうことになるから。

 

さて、誰も読まないだろう私の思考記事。ちょっとスッキリしたのでまた現実に相対しようか。

 

では。