まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

ポリオについて今日わかったこと

導入したいと言いつつ、ポリオワクチンについて知らなすぎたので少し勉強してみた。

  1. ワクチン関連麻痺(VAPP)は486万人に1人とも200万人に1人とも100万人に2~4人とも言われている
  2. WHOCDCが生ワクチンを推奨していないこと
  3. 生ワクチンは免疫がつきやすく簡便な方法だったため普及した
  4. 日本は2回でポリオが沈静化したのでそのまま2回になった
  5. 生ワクチンは日本ポリオ研究所1箇所で作っているらしい
  6. 不活化ワクチンも二種類あって日本が鋭意作っているのはどうやらマイナーな方らしい

ということでやはりIPVをやるべきなのは明白。国がやり始めるのは混合ワクチンで再来年度、単独なら更に後になる。無駄に「待ち」の親御さんが多いので、そのへんは家庭医としてどちらかを勧める必要がある。
まあ自分ところでやったからどんなに影響があるわけもないと言われるかも知れないが、自分の子どもが今1歳6ヶ月なのも手伝って当事者感が強い。自分の子に勧められないものを人に投与するのはどうなのかと。
経口ワクチンを投与後1ヶ月は、保育園では布おむつを紙おむつに変え自宅に持ち帰らせているし、その間の家族の感染もゼロではない。家族は毎日おむつを替えているのだから。できればそういったことはなくすべきだ。
研究所自身も早く不活化に移行したいようだし。できれば自由競争でお願いしたい。
(財)日本ポリオ研究所
実は天下り
http://hiw.me/TtJm