まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

東北に総合診療を!

東北に総合診療を!
f:id:tetsu7:20140902062042j:plain
はるばる盛岡まで行き、ワールドカフェをして来ました。
タイトルは、
東北を総合診療医でいっぱいにするワールドカフェ!

ぶち上げ過ぎたなあと思いますが、よくいう夢を語るタイプのワールドカフェを一度やってみたかったのです。
だいたいが、現実を踏まえたカフェになることが多いのであえてそうしました。

東北人は口下手だから、盛り上がらないんじゃないか…

生協の内輪の話に終始して、医師不足への焦りだけが残るんじゃ…

と心配していましたが、ところがところが、とても盛り上がっちゃいました!

最初に青森で家庭医を実践している坂戸先生のプレゼンが素晴らしく、CFMD東京と比べても全く遜色ない内容でした。

まとめでは、秋田大学の学生さんが発表してくれて、東北ならではの研究ができる環境がほしいことや、より周知できるキャッチーなフレーズがほしいなど建設的な意見が出ました。

どうやって人をよぶ?みたいなアクションプランまで用意していましたが、それより集まった人たちが終始途切れず話あってくれたのが最高でした。
f:id:tetsu7:20140902062029j:plain

メインはその後の藤沼先生の講演だったのですが、これもかなりのボリュームで聞き応えあり、70名強に増えた聴衆が引き込まれていました。

で思ったことですが、

実は当日申し込みで、近くの県立病院の研修医が参加してくれて、こういう話を聞きたかったんです〜と言ってくれました。

今回、外部から人を引き込もうと考えたのは私だったので、もう少し宣伝した方がよかったと反省しました。

ただ、ネットを使った宣伝には限界があります。今回も結局は職場の先輩からの口コミでした。
ネットを見れないほど忙しい初期研修医の皆さんにアピールするにはどうしたらいいか、考えないといけません。

東北という地域性がどうも控えめにさせるのか、来てもらってすみません…みたいなところから出発してしまいます。

東北をひとまとめにすることは団結という点ではよいのですが、みんなそれぞれ違うしなーと思います。

医療的には旧帝大支配がぬぐいきれない地域性がありますが、そろそろいいんじゃないかなという思いも。

総合診療科も医学教育も足りない。人材もなかなかやってこない。

コミュニティデザインでよく言われる、都会と田舎のハイブリッドされた研修カリキュラムなんかができれば違うのかなあとと思います。

私も少しでも貢献できるようにがんばりたいと思います。

では〜