まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

後期研修を選ぶ

いわゆる研修オタクという人たちがいる。レジデントが終わってもまだ飽き足らず、新しい施設で新しいことを学ぶ。そのバイタリティと情熱には感心するし至極うらやましいが、なんとなく地に足がついていないのが可哀相な気もする。私などは初期と舞鶴以外同じ施設にいて若干柵のほうが多くなってしまった。いまの後期研修の選び方もできるだけ縛られたくない気持ちもあるのか、一所に落ち着きたくない心理が垣間見る。
こうなったら土着型のプログラムで打ち出してみようか。
「あなたには20年この地域で診療してもらいます。それでこの地域の健康がどのくらい変わったかを研究しましょう。結婚はこの地域でおねがいします、子供の学校はここ、十分な報酬と休日で診療をサポート。勤務地は…。」
非常に日本的な打ち出し、来年あたりだそうかなあ?