次は戦略ターゲット。
ターゲット顧客をどこに置くか。
参考にした本の中には以下の3タイプが書かれていた。
第1グループ 今は利用しているが機会があれば乗り換える
薬だけ欲しい、医者ならだれでもいいという人達。結構いる。「風邪なんですけど」「お薬ください」といって入ってくる人。飲んでいる薬も把握していない。
第2グループ かつては顧客だったが今はかかっていない
病院に不満があったり、必要がなくなったりで、かからなくなっている層。ドラッグストアとかサプリメントを主に使う。このへんはすでに医療機関にはいない。
第3グループ 顧客とみなされていない人たち
本当に健康な方。若い人はだいたいここ。そもそも縁がない。健康診断もしていない、あるいはしているが受診していない。医療機関に足を踏み入れることはない。
こう考えると、クリニックで見えているのは第1グループだけなわけか。第2グループは中断チェックなどをするときにひっかかるが、忘れ去られることも多い。第3グループなどはまったくわからないし調べようがない。。
医療機関の場合、顧客とは言わず患者とよばれるが、患者というと病気があるという前提になるので、病院にかからなくなった時点で患者ではなくなるかもしれず、果たして顧客なのかという問題が生じる。そこで予防医療という言い方になるのだが、これがあいまいなのでさまざまな健康産業が発達するのだと思う。効果がはっきり言えない中では宣伝がうまくやればそれだけ儲かる。抗菌グッズ、マスク、サプリメントなどなど。
ここでやるべきことは、この非顧客の理由から共通するニーズをみつけることだと書かれている。共通点があればそこを探していく。
「どうしてできれば医者にかかりたくないと思っているのか」
「どうして市販薬で済ませてしまうのか」
「どうしたら医者にかかりたいと思ってもらえるのか」
なんだか逆説的な感じがしてきた。。かからないですむのなら、医者なんて行かないほうがいいじゃないか、実際医者だってなかなか医者にはかからない。かかりたいと思わせるというのはどうも馴染みがない、、。
ひとまず今日の研究は終了。