まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

2013-01-01から1年間の記事一覧

組織に属するかいなか

医者の生涯は一般にこうと言われる。初期研修2年、後期研修らしきもの3年、フェローまたは大学院2年、医長クラス5年、再就職または開業もしくはクリニック勤務、はたまた院長に出世。最初の区切りで職場をかえていけば、4つほどの医療機関をみることになる。…

コミュニティから医療へ

コミュニティフォーラムというコミュニティ系のNPOがたくさん集まるイベントに参加しましたので、少しまとめを書きます。主宰のCRファクトリーというNPOの呉さんはエンパブリックのコミュニティマネージメント講座でお世話になりました。コミュニティの立ち…

秋山さんの講演会へ行く

月曜日は荒川区での秋山正子さんの講演会でした。 「暮らしの保健室」がオープン - YouTube 会場に行って、ケアマネがたくさんいたのでびっくり。介護保険課主催の研修会でした。少し場違い、でも知ってるケアマネさんがいっぱいで沢山の方に声を掛けられま…

医療者と住民の対話と

昨日は公開シンポジウムでカフェ活動について話しに。東金市で地域医療を育てる会を精力的になさっている藤本晴枝さんのお話が初めて聞けた。とてもいい活動で住民が医療者に働きかけるという意味で目からウロコだった。あの平井愛山先生とタッグを組んで地…

戦略ターゲット

次は戦略ターゲット。 ストーリーでわかる! ブルー・オーシャン戦略実践入門 ターゲット顧客をどこに置くか。 参考にした本の中には以下の3タイプが書かれていた。 第1グループ 今は利用しているが機会があれば乗り換える 薬だけ欲しい、医者ならだれでも…

ブルー・オーシャン戦略

今週のお題「ひな祭り」 娘が嫁に行き遅れるので早くしまわないといけないのですが、まだなうちは嫁に行ってほしくないのではと勘ぐられています。まあいまはそう。 さて今週読んだ本。以前勉強したことがあるけれど、また復習。 ストーリーでわかる! ブルー…

家庭医的な質的な何か

生物心理社会的なアプローチについて少し復習して見た。以下がそのコンポーネントである。 患者の病いと生活をとりまく状況を明らかにする =ストーリーの再構成 生物心理社会的要因を統合する =ラベリング、研究調査 ケアを行う際に各種関係の重要性を確認…

めんどくさいことに首を突っ込むかどうか

昨日行った場所はややめんどくさい場所だった。名前は代議員会というのだが、普通だったら出ないのだけど、出ないといけないかなあと思ったのが間違い。 代議員というのは代議士と似ているから、間接民主制で国民に変わって政治を行う人ということだろうか。…

幸福度指標についての話

昨日はひょんなことから決まった会合で、荒川区の幸福度指標について聞くことになりました。幸福度?ってすこし思っていたので期待していました。 荒川区自治総合研究所(Research Institute for Local government by Arakawa City-RILAC) の方が来てくれまし…

InoueMethodと質的研究

帝京大学公衆衛生学の井上和男先生が主宰するInoue methodsに初参加してきました。とてもユニークな先生のワークショップ、刺激を受けて帰りました。 なかなかその場の雰囲気をお伝えするのは難しくのですが、一言でいえば、 人生は楽しい! ということでし…

病院の世紀の理論を読む

診療所勤務で普段は往診24時間対応の当番が当てられている。ほとんどは看護師さんが何とか対応してくれるので、医師が呼ばれることはほとんどない。そのせいかどうかわからないが、基幹病院から当直してくれという依頼が来る。 全国のどこの病院でも同じかも…

Re:design med

ジェネラリストが集まって医療をリ・デザインするというイベントに参加しました。 まったくの初参加で、目的は猪飼先生と山崎さんの講演を聴きたいがためでしたが、多くの登壇者がいたなかで自分のこれというのがいくつかあったので書きます。 午前中はTED形…

在宅診療の多職種連携をITで進めるには?

在宅訪問診療を行なっていると、多職種で連携しなければならないことが多く、ケアマネージャーや訪問看護ステーションなどから一日何度も電話がかかってきて、看護師はその対応に追われています。どうにかならないかな~と思っていたら、こんなプロジェクト…

最近読んでいる本

結構年末に刺激的なことがあって、今年はやってやるぞ〜とか思って動いている私です。もうアラフォーだということもあっての焦り?かもしれませんが、若くないのでそれなりに考えて行動しようかと思っているこのごろです。 さて最近読んだ本。 ハイスコアガ…