家庭医療
皮膚のトラブル解決法―皮膚科医直伝 (総合診療ブックス)作者: 中村健一出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2007/11/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (2件) を見る 汗疱 もっとも頻度が多い。手や足に出てくる水泡。水虫と勘…
今日はプライマリケア臨床研究ネットワークのミーティング。不肖私も参加させていただいている。研究というのは昔から結構好きで医学教育関係などに首を突っ込んだりしているのだが、いかんせん学がない。大学院も博士号も研究の仕方も素人、これではだめだ…
今日も外来が昼すぎまでかかった上に、午后も往診の件数も多くて、しかも夜間も健診にあてられている。いくら診療所と言ったって働きすぎだろう、とブツブツ言っていたが、若い方の健康診断なんて病気もないし、まあいいだろう、どうせ。とか思っていたら、…
今日は寒空の中つくばまで出張でした。楽しいレジデントフォーラム、関東地区の家庭医療研修施設が集まって症例発表会!!つくばの先生方のすばらしい準備によりスムースに会は進行しました。症例発表の中身は学会のページを見てもらうとして。 つくばまでTX…
私の母が通う隣の隣の町の公立病院、その辺では唯一の総合病院らしい。興味があったので朝から見に行ってみる。 施設は昭和の薫り漂うノスタルジックあふれる建物、朝9時前だったのかシーンとしている。あれ、きょうはお盆休みですか〜と言いたかったが、事…
家庭医療学夏期セミナーが終わった。今年もご縁があり参加させていただけたことに感謝する。一二年目の医者でも学生と触れ合うことや仲間と再会することで大きくモチベーションアップになる素晴らしい会である。私がその場に参加するために特別に持っていく…
プライマリケア連合学会という新しい学会に行ってみた。家庭医療学会、プライマリケア学会には所属しており、総合診療医学会にもちょくちょく顔を出していた手前、そんなに違和感はない。後期研修のポスターを貼ったけれど誰も来ないのもいつもと同じ。ポス…
総合医が5年後、10年後たとえば制度化したとして、どんなふうになるか。 病院だったら、 総合医が病棟にいる、 総合医が外来で小児をたくさんみる 総合医が往診に行く、 病院にいて、内科も小児科もさまざま見てくれる医者は総合医と呼ばれる。 家庭医は…
10年前ぐらいの総合診療創世記から「家庭医療」「総合診療」「かかりつけ医」について、それぞれどう違うのかさまざまな議論がされてきた。どれもいつも興味深く、楽しく、勉強になる意見が多い。さまざまな思惑や主張がいっぺんに表出されるので、まとまり…
となり村の診療所が医者がいないんだそうで帰ってこないかと言われる。市長さんからも手紙がきたりするのだが、有床診療所だったそこは某大学の派遣でなんとかつないでいたのだが、ついに二人いた派遣がきられて入院が受けられなくなったらしい。過疎の村の…
王子生協病院には朝回診がアル。研修病院にはかかせない朝回診をうちでもやってみたいと思い、舞鶴市民まで研修にいったのが4年目のとき。朝8時からの回診は完璧なプレゼンを持って望み、副院長にほどよくぼやかれながら、すいすいと病棟を駆け抜ける感じ。…
病棟ではたらく医者は、患者が治らないとなんとなく調子が悪い。 診断がつかない患者やうまくいかない症例がいるときは病院に行きたくなくなる。 病棟を離れたらどうなるんだろう。 その分、在宅患者が気になるから同じだろうか。 病棟に足りないのは、人材…
臨床研修交流会が終わって再び研修に目が向く。マッチングは結局某教授の大学病院だけが人数増加しただけで、ほとんどの地方大学は増加なし、うちのような3000件を満たさない経過措置の病院も例外なくその影響を受けた。残ったのは、 小さい病院ではまともな…
今年も群馬で夏期セミナーに参加。ひさしぶりに楽しかったなー、懇親会。疲れもあってか、学生さんと飲んでいたら気持ちよくてずいぶん話して、さまざまな先生と交流ができた。こういうのができるのが家庭医とか総合診療医なのかな。 今回、家庭医療専門医が…
昔の人は大切に自分たちの仕事を書き残していたらしい。寺院のステンドグラスにはキリストの誕生が事細かに描かれ、現在までそれを残している。ああ、なんと尊い仕事なのだろう。なのに、現代人はフロッピーに書き込んだ事実が消えてしまうと数十年の単位で…
きょうは週1回帰ってくる後期レジデントとカルテレビューをする。 とはいっても、夕方6時頃三々五々、さてやるかーって隣に座って、 プレゼンしてもらうのをうんうん聞くだけなのだが。 気の利いたこともいえる訳ではないが、これが安全を保ち、 研修医の…
こういう話である。上司が新しい事業を始めるにあたってみんなの意見を聞きたい、と突然に全員を集めた。みなさん、夢を語りたまえ、みたいにしてだらだらと議論がつづいたが、結局それぞれいいたいことをいっただけ、なんにも収穫なしという状況になった。…
初期研修の見直しが無尽蔵に行われようとしている。これまでの制度の評価を全くせずに、元の制度に戻そうとする政治的圧力から行われる改悪である。パブリックコメントを募集しているものの、4月中には締め切られ、6月から新しい制度が始まることが決まっ…
先週末は冬期セミナー。ワークショップを主宰するので大忙し、病棟の患者のことも忙しく、ほんとてんてこまいになりながら、なんとかやりきった。いろいろと反省はあるものの、それなりに満足をしてもらったと自画自賛。今度はもうちょっとうまくやれればい…
革命家のゲバラは捕虜としてとらえた敵軍の怪我を徹底的に直す。攻め込んだ土地の農民を診て、健康を諭し、栄養摂取を勧める。 私は「医者」を見たことがないの。 では今日から私があなたの医者だよ。 家庭医だなあー! けがをみたり、栄養状態を教えたり、…
なんとなく医療崩壊一色だった昨年。病院もつぶれ、地域医療はがたがた、たらい回しと医師不足に終わりました。医師の仕事ももっとシゴタノでないとと思いつつ、日々の仕事に追われる日々。ことしの目標はもっとブログを書くこと。自分でも発信していくこと…
リーダーシップは教えられる (Harvard business school press)作者: シャロン・ダロッツ・パークス,中瀬英樹出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン発売日: 2007/06/14メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見るリー…
病棟の勉強会の時間を使って、タイムマネージメントの講義をしてみた。この前書いた文章をそのまま使った訳だが、看護師の時間の使い方というのにすこし踏み込んでみようと思ったのだ。医師と一緒で患者対応に割かれる時間が多く、自分の思うように時間を使…
外科医も専門医もいない病院で家庭医が活躍できるか つまり家庭医中心の病院は造れるか これまでもカメラや透析はやっていた 最低開業医レベルの検査はできている では刺しものや読影はどうか 本来家庭医の守備範囲ではなく、日本的専門家がやっていた部分だ…
アルコール依存で専門病院に行っていた患者が帰ってきた。 病院を脱走して、うちで倒れそうになっているところで救急車を呼び、 またこの病院を指定してくる。 酒を飲んだらもう来ちゃ駄目だよーっていったはず、 それなのに、もう診ないよっていっても駄目…
医者をやっていたら、一度は患者の言うことに憤慨してどなってしまったり、不機嫌になったりした経験があるはずである。そういうとき、どうにも腹立たしくなったら、なにか力を抜く方法を覚えておいた方がいい。ふーーっ、なにいってんだろーっと。これも病…
患者ー医師関係のモデルとして、積極・消極型、指導・協力型、相互参加型という3つのモデルがある。積極・消極型は、患者を治療するだけで患者からは何も求めないもの、これではなんとなく医師の押しつけに近い。指導・協力型は医師が指導して、患者さんに…
授乳期のくすりについて、いいサイトを発見。 いままでは、授乳婦と薬―薬剤の母乳移行性情報とその評価作者: 東京都病院薬剤師会出版社/メーカー: じほう発売日: 2000/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見るこういう…
振り返りのフォーマットを使うときの、 基本は(OFF oji furikaeri formatと一応名付けたことあり) 1、できたこと 2、できなかったこと 3、感情面 4、今後の野望 これは、「今日できたことは!」みたいに、 学生、研修医の1日の反省会でやることが多い…
自分をふりかえることって結構勇気のあることで、 なかなか一人では出来ない。 ましてや大人になって、何十年も医者をしているような 先生方は、まったく自分について振り返る機会がないらしい。 失敗を失敗として正直に言っても責められない、 だれかが大丈…