写真は南千住コツ通りの漫才発祥の地、栗本もとい栗友亭。
常々感じているのですが、私がイメージしている家庭医は世間的に言われているものとは随分かけ離れているような気がします。
- 患者中心の医療の方法を実践している
- 家族志向のアプローチができる
- 地域包括ケアに長けている
- 産婦人科領域に強い
- 整形、皮膚科もなんでもとりあえず診れる
- こどもの診療においても予防から母子保健までカバー
- 土壇場に踏ん張って困難にも打ち勝つ
- 医療が受けられないか、問題を抱えている患者にも根気よく対応する
これは他の家庭医を目指している医師も感じているかもしれません。
しかし、国の総合診療医の議論、あるいは、一般の方への説明として出てくるのはこういものではなく、「ゲートキーパー」としての総合診療医でしかない。。
参考に私の友人である三原さんの記事です。
http://www.tkfd.or.jp/research/project/news.php?id=1143
文面上は上にあげた項目も含んでいるのですが、重視されるのは経済的誘導の側面が主に取り上げられますね。これは仕方がないかも。
私自身はこれからできるであろう総合診療専門医の基本部分すれすれと思っていて、上のような能力がある家庭医(総合診療医)は日本にもまだまだ一握りしかいないと思っています。病院が長いと内科医に毛が生えた程度な感じ。だからこそそういう人たちに憧れるわけです。
しかし、そんな医師を目指すにしてもロールモデルとして目の前に現れないと、なかなか理解できません。みたことがないと信じられませんからね。
総合診療専門医の2段階目としてこのような家庭医が設定されるという話もありますので、日本でもそんな医師が増えるかもしれません。期待して応援しましょう。
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